『ジョアン 声とギター』ジョアン・ジルベルト

 2000年。João Gilberto。『João voz e violão』。
 ジョアン・ジルベルトといえば、アントニオ・カルロス・ジョビンらとともにボサノヴァを始めた人物として知られる。その彼が、ギターによる伴奏と声だけからなるアルバムを世に出したのは、これが初めてなのだという。ボサノヴァの独特のはねたようなリズムとコード感のあるギターをバックに、ささやくように、つぶやくように木訥と歌い上げていく。70歳間近の完熟した彼が、これ以上ない最小の編成で、最高の演奏をみせてくれる。静かな雰囲気の中にも暖かでほのぼのとした感じがあって、ボサノヴァっていいなあと思わせてくれる一枚。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。