『I’m home』Paniyolo

 2009年。高坂宗輝によるソロプロジェクト、Paniyoloのファースト・アルバム。
 高坂によるアコースティックギターを中心に据えて、ピアノやピアニカ、フルート、テルミン、クラリネットなどのサポートが入る。ヴォーカルも入っていたりするが、どちらかといえばスキャットみたいな感じで、楽器の延長という位置づけなのだと思う。
 最近のアルバム、『ひとてま』(2012)(私の記事)や『たまのこと』(2015) (私の記事)などに比べると、この頃はそれらよりもちょっと賑やかな曲を作っていたんだなと思う。賑やかといっても、物静かな雰囲気のある中での賑やかさだけれど。子供の声を効果的に取り入れている『onigocco』とか、柱時計みたいな音が流れている『sunday』とか、いろいろとおもしろい試みをしている。13曲それぞれに楽しめる要素があって、にもかかわらずアルバム全体が破綻せずよくまとまっていて、素敵なディスクだと思う。こういうパニヨロもいいな、と思った。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。