2016年。かみしらいしもね。
テレビの歌番組で『なんでもないや』を歌っているのを聴いて、いいなと思った。楽曲はメロディもとりづらいし今っぽい曲ですんなり受け入れづらかったけれど、上白石のちょっとハスキーがかったところのある伸びやかで透明感のある声がとても印象的だった。何度か聴いていると、この曲のゆったりとした感じが、彼女の特長を表現するのにぴったりな曲だと思い直した。
このアルバムは彼女のデビューアルバムで、洋画や邦画、アニメで使われていた曲をカヴァーしたものだ。バラードっぽい曲が多く、彼女の声をしっとりと聴かせてくれる。英語の曲はちょっと苦手だったけれど、『366日』、『Woman “Wの悲劇”より』、『変わらないもの』など、日本語の曲は好きだった。