『Hakushū [白秋]』小松原 俊

 2016年。2001年以来の15年ぶりのソロギター・アルバム。
 とても日本的なアルバムだな、と思った。海外のソロギタリストはあまりこういう曲を書かないような気がする。緩急はあるけれど、基本的に弾き鳴らすことはしないで、指弾きでしっとりと歌い上げる感じの曲が多い。和のイメージというのはたぶん本人も意識していて、『あじさいの頃』だとか『橋のない川の辺りに』、『白秋の人』なんていう曲名にそれが表れているんだと思う。アルバム全体の印象はちょっと切なげだったり寂しげだったりするけれど、『愛し儚き(itoshinaki)』、『Enishi』、『ささやかな幸せ』といった曲は、なかなかいいと思った。
 このアルバムで使っているギターがアーヴィン・ソモギのギターだと知って、おおっ、と思った。とてもきれいな音色。もちろん小松原の技術によるものが多いとは思うのだけれど。

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shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。