『A Million Brazilian Civilians』Don Ross

 2017年。
 ドン・ロスはこれまでソロギタリストとして活動してきた人だけれど、このアルバムではアコースティックギター、エレキギターの他、ベースやピアノ、ヴォーカルも務めている。3曲収録しているヴォーカル曲はすべてカヴァーで、彼の容貌とはまた違ったやさしそうな声を披露している。彼の弾くギターはどちらかというと荒々しくて勢いのあるイメージだけれど、歌ものは違う雰囲気があるので、このアルバムの中では一休み的な位置づけになっている。ただ、個人的には歌はなくてもいいなと思った。歌ものではないカヴァー曲として『Batcha By Golly Wow』(Thom Bell/Linda Creed)があるけれど、これはお洒落なアレンジで気に入った。とは言っても私が好きなのはやっぱりドン・ロス本人の作った曲で、『A Million Brazilian Civilians』、『Corvos』、『Seven Seven Four』なんかがよかった。そういえばヘッジスのカヴァー『Because It’s There』(Michael Hedges)をハープギターでカヴァーしているけれど、なんだか音が響きすぎていて雑に聞こえて、残念な感じだった。ふつうのギターを使用していたら、もっと聴きやすかっただろうに。
 このアルバム、amazonではMP3でしか売られていない。最近こういうアルバムが増えてきているような気がする。そもそも取り扱っていないアルバムも多い。私はCDで聴きたいので、「プー横丁」や「雨と休日」でCDを探すことが増えてきた。

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shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。