『敏感すぎる自分を好きになれる本』長沼 睦雄

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 青春出版社。
 5人に1人が持つといわれるHSP(Highly Sensitive Person)気質、つまりとても敏感な人のことを書いた本である。敏感すぎて些細なことを気にしすぎて生きづらくなっているのは、弱さのせいじゃないということを丁寧に説明してくれている。HSPの特徴や、この人たちが生きづらく感じているのはどうしてかだとか、どうすれば敏感すぎる自分に振り回されずに生きられるか、その対処法、また、身近な人が「とても敏感な人」だったらどう接したらいいかなどについて詳しく解説している。
 こういう人が世の中に一定数いるということを知るためにはいい本なのかもしれない。でも第6感とか超能力とか電磁波や食品添加物に敏感だとか、あまり科学的ではないことも書かれていて、そこのところが馴染めなかった。非科学的だからといってその現象が存在しないことの証明にはならないのだけれど。まだ科学ではわかっていないということにすぎないわけだから。ただ、これに加えて論理的に矛盾しているように感じるところがかなりあって、そっちの方が納得感を得られなかった理由としては強いかもしれない。
 HSPについての本はつい先日も読んでいて、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(イルセ・サン、私の記事)という本なんだけど、こっちの方が私の性には合った。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。