2017年。トミー・エマニュエルとデヴィッド・グリスマンの共作アルバム。
デヴィッド・グリスマンはマンドリン奏者で、このアルバムに収録されている12曲中10曲が彼の曲である。そしてトミー・エマニュエルはグリスマンから借りた1934年製のマーティン000-28のギターを使い、息の合った演奏を聴かせてくれる。2曲がトミーの曲である。ジャンル的にはブルーグラスの曲が多く、楽器がふたつしか使われていないのに賑やかでご機嫌な1枚になっている。フレーズを弾いているのは主にグリスマンの方である。とても楽しいアルバムだけれど、ちょっと音圧が足りない感じがして臨場感に欠けるのが惜しい。