2018年。トミー・エマニュエル。
アルバムタイトルからも想像できるとおり、10名を超えるアーティストとの16の共演曲を1枚に収めたアルバムである。カントリー、ブルーグラス寄りの曲が多いけれど、ブルース、ロックなども取り混ぜていて、歌ありインストゥルメンタルありの賑やかなアルバムだ。私の勉強不足もあって、知っているアーティストはデヴィッド・グリスマン、ブライアン・サットン、ジェイク・シマブクロなど数名しかいないし、知っている曲も『(sittin’ on) the Dock of the Bay』とか『Purple Haze』など有名なものしかなかったけれど、どの曲もすごく楽しげに演奏しているのが伝わってきて、とてもいい。音楽ってやっぱりこうやって楽しまなきゃ、って感じにさせてくれる。
トミーはふだんメイトンというメーカーのギターを使っているけれど、このアルバムでは、ギブスン、ウェイン・ヘンダースン、デヴィッド・テイラー、マーティン、ラリヴィーなど様々なギターを手に演奏していて、それらの音の違いを楽しむというのもいいかもしれない(私はそれらを聞き分ける耳を持っていませんが)。