「紅露はるか個展 Lighting」カフェ+ギャラリー・オマージュ

 2018年6月27日~7月16日。
 札幌の電車通り沿いにある雑居ビル。こんなところにギャラリーなんてあるの?といぶかりながらも中を進んでいくと、ほどなく右手にお洒落な空間が現れた。ドアを入ると右側がギャラリーになっていて左側がカフェになっている。事前にギャラリーだけの鑑賞だけでもいいと聞いていたので、遠慮しながらも右手に進む。
 都会の喧噪にありながら、それが嘘のような静寂な空気に包まれる。メルヘンと言っていいのかどうかわからないけれど、シンプルな構成の小品ばかりなのに、一瞬で絵本の中に入り込んだような気分におちいる。彼女は日本画家なのだという。私は日本画についての知識はほとんど持ち合わせてはいないのだけれど、ここにある作品すべてに共通する、フレームにガーゼを貼ったような表面の質感も、日本画と関係があるのだろうか。それともこれは彼女独自の画法なのだろうか。そんなことを考えて見ていると、いつの間にか頭の中をピアノのワルツが流れているのにハッとする。いいな。こんな絵を描けたらどんなに楽しいだろう。
 閉店ギリギリに行ったせいか、ギャラリーの中には最初から最後まで私しかいなかった。この素敵な空間をひとりっきりで満喫したあと、帰りがけにカフェの人とちょっとおしゃべりして、ビルの外に出た。家に帰ってこのカフェのことを調べてみると、あの『モンペール』が昨年リニューアルオープンしてできた店なのだという。そういえばさっき話をした女性はどこかで会ったような懐かしい感じがあった。ここのシェフは『モンペール』の前は『サラ』という店で料理を作っていたのだけれど、私はその頃からこのシェフの作る料理が好きだった。今度来るときは食事もしていこうと思う。
 最後はなんだか脱線してしまったけれど、彼女の絵には本当に癒やされる。

カフェ+ギャラリー・オマージュ』札幌市中央区南1条西5丁目16-23プレジデント松井ビル100 1F

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。