『Love Dance』Romero Lubambo

 2000年。ホメロ・ルバンボ。ブラジルのジャズ・ギタリスト。
 本作には、インスト3曲と歌もの3曲が収録されている。歌っているのは奥さんのパメラ・ドリッグス(Pamela Driggs)。伸びやかで美しい声が印象的だ。明るくにぎやかな『By the Brook』、エレクトリックな都会的な雰囲気を持ちながらも、ブラジリアンな香りも漂うバラード『Love Dance』、ブラジルの女性シンガー・ジョイスに捧げた『Re:Joyce』で参加している。実はこの『Re:Joyce』が聴きたくてこのアルバムを買っていたりする。
 ギター主体のインストは、静かなしっとり系バラードの『NOS』、スペインのヴァレンシア地方の印象を綴ったさわやかな『Valencia I』、やわらかなギターの音で渋いメロディと素敵なアドリブを披露した『The Look of Love』から成る。
 ホメロ・ルバンボのギターはちょっと荒い感じがすると今まで思っていたのだけれど、このアルバムはとても丁寧に奏でられている印象を受けた。クラシックとブラジル音楽の素養を持つジャズ・ギタリストとして、私の好きなギタリストのひとりだ。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。