『2万回のA/Bテストからわかった 支持されるWebデザイン事例集』鬼石真裕、KAIZEN TEAM

 技術評論社。
 A/Bテストとは、どのようなホームページが訪問者に支持されやすいのかを、A、Bの2種類のホームページを用意して、無作為に誘導してその後の買い物動向などを調べるテストのことである。例えばそれは買い物してくれることだけじゃなくて、入会してくれるだとか、動画を観てくれるだとかいったことも含まれる。本書では実際の会社等のホームページにおいてA/Bテストをして得られた結果を、2択のクイズ形式にして解説している。AとBのどちらが会員登録数を増やせたでしょうか、のように。
 見やすいレイアウトで、クイズの後にはそれが支持された理由を考察してあったりするので、ホームページデザインの参考にはなる。でもその理由というのはやっぱり後付けの理論であって、本当にそうなのかは実はわからない。だってその理由が最初からわかっているのだったら、そもそもA/Bテストなんかしなくたって、顧客をきちんと誘導できるわけだから。他に気になったのは、テスト結果はBが支持されて142%の改善率が得られました、なんて書いてあるんだけど、そのときにAが何パーセントの改善率だったのかが書いていないので、比較にならないじゃないかと思った。
 そんな疑問点はいくつかあるのだけれど、訪問者に支持されやすいWebデザインの傾向みたいなものはなんとなくわかったので、今後の役には立ちそうだ。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。