2014年。カレン・ソウサによるジャズ・ヴォーカル・アルバム。
このアルバムよりも前に『Essentials』というアルバムを出しており、これは第2弾という位置づけである。すべての曲を知っているわけではないので間違っているかもしれないのだけれど、往年のヒット曲をジャズアレンジしたものなのだと思う。主にピアノ、ギター、ベース、ドラムスの構成だが、シンセやペットなど他の楽器もちらっと入る。
彼女の歌は初めて聴いた。スザンヌ・ヴェガ(Suzanne Vega)にとてもよく似た、ハスキーがかった声だ。そのせいかジャズっぽさはあまり感じなかった。穏やかにさらっと歌ってのけている印象がある。聴きやすいのでとても落ち着く。午前中の人の少ない喫茶店でコーヒーをすすりながら読書をする、そんなときにぴったりのアルバムだ。