『How Sweet It Is』Joan Osborne

 2002年。ジョーン・オズボーンによるフルカヴァーアルバム。
 無知をさらすことになるだけれど、このアルバムはカヴァーアルバムだというのに、ここに収録されている曲はひとつも知らなかった。そのせいで、すべての曲がオリジナルのような気がしてしまう。彼女の力強いソウルフルな歌声に乗せられたそれらの楽曲は、生き生きと輝いてみえる。確かに選曲もいいのだと思う。しかしそれだけではない彼女の魅力があふれた作品なのではないかと感じる。
 どちらかというとロック調のノリのいい曲が多い中で、逆に物静かに、しかししっかりと歌い上げた『These Arms Of Mine』(Otis Redding)はとても目立っていて、一歩突き抜けた感じがする。そしてそのすぐあとに続く『Only You Know And I Know』(Dave Mason)への劇的な展開がとても印象的だ。その他の曲では『Think』(Ted White, Aretha Franklin)、『Everybody Is a Star』(Sylvester Stewart)などが気に入った。どの曲も聴き甲斐はあるのだが。
 次はオリジナルを聴いてみたいと強く思う。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。