『MY SONG』Keith Jarrett

 1978年(1977年録音)。キース・ジャレット(p, per)、ヤン・ガルバレク(ts, ss, Jan Garbarek)、パレ・ダニエルソン(b, Palle Danielsson)、ヨン・クリステンセン(ds, Jon Christensen)。投稿名としては「Keith Jarrett」としたけれど、「キース・ジャレット・カルテット」とした方がよかったのかもしれない。この4人は通称として、ヨーロピアン・カルテットとかスカンジナヴィアン・カルテットと呼ばれているらしいから(アメリカン・カルテットと区別するための名称なのだろうか)。
 キースのピアノもさることながら、ガルバレクのソプラノサックス、テナーサックスが実にいい。歌うように自由自在に奏でているようで、4人の息がぴったりと合っている。中でも「My Song」はとてもきれいなバラードで、人気があるのがよくわかる。「My Song」と同じ傾向でメロディアスなのは、他に「Country」、「The Journey Home」があるけれど、私は後者の「The Journey Home」が気に入った。あと、意外に好きなのが「Questar」。いかにもジャズって感じがする。このアルバムを聞き流していると、えっ?と思うような異質な曲がひとつある。つい耳をそばだててしまうその曲が「Mandala」だ。メロディアスとはほど遠い、前衛的な激しさを感じる。でももしかしたらこの曲にこそキースっぽさが表れているのかな、とも思う。
 適度に起伏に富んで、なかなか楽しくて親しみしやすいアルバムだと思う。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。