『Velvet Vault』Karen Souza

 2017年。カレン・ソウサ。
 ジャズヴォーカル・アルバムだけれど、ちょっとポップス寄りの曲もあり、全体的に聴きやすい。ピアノ、ドラムス、ベース、ギターというのが基本の構成で、曲によってトランペットやトロンボーン、シンセサイザーなどもサポートに入っている。彼女自身の曲もあるが、多くはスタンダードやポップスのカヴァーだ。もともと彼女の声はそんなに派手なわけではないので、全体として落ち着いた感じの印象になっている。例えば『Walk On the Wild Side』(Lou Reed)みたいなアップテンポの曲もあるんだけど、それでもやっぱり底抜けて明るいという感じはしない。アルバムの中ほどにある『You Got That Something』は、TOKUとのデュエットであり、この二人のかけ合いがとても素敵で、本盤のいいアクセントになっている。ちなみにTOKUはフリューゲル・ホーンも担当していて、日本の男性アーティストである。
 バランスがよくて飽きが来ないので、愛聴盤になりそうな予感。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。