2008年。ロッテ・ケストナーは、アメリカのシンガーソングライター、アンナ・リン・ウィリアムズ(Anna-Lynne Williams)のソロプロジェクト。2012年に解散したトレスパッサーズ・ウィリアム(Trespassers William)のヴォーカル、ギターを担当していた。
このアルバムは彼女名義としては初めてのアルバムになる。1曲目をかけた途端、あ、この空気感はスタジオじゃないなとはっきりわかるくらいだったので、確認したところ、やっぱりすべて自宅録音だった。素の自分を出したかったのかな、と勝手に想像してみる。もともと彼女の声はすぐそばで語りかけてくれているような、素朴で気の張らない感じなので、こういうシンプルなアプローチはとても彼女らしさが出ていると思った。そんなに作り込んでない弾き語り風のアコースティックな感じがとても好き。