『つまらない絵と言われないための イラスト構図の考え方』 榎本秋,鳥居彩音,榎本事務所

秀和システム。

ちょっとふつうの構図の本とは違う。絵の構図というと、名画の解読みたいな本を思い浮かべて堅苦しい感じがするんだけど、これは「ゆるい」。

「ゆるい」と書くと語弊があるかもしれない。「とっつきやすい」と言った方がいいだろうか。構図自体については小難しいことは全然書いてなくて、アップか引きか、あおりか俯瞰かみたいな感じのざっくりとした説明が多い。

著者が重視しているのはおそらく技術的なことなのではなく、あくまで考え方の部分なんだと思う。その証拠に、場面設定とかストーリーの解説に多くのページを割いている。1枚のイラストを描くのに、ここまで設定を深く考えるんだ、と結構びっくりした。

イラストには伝えたいテーマがあるはずで、それが見る人に伝わらないと意味がない。どうやったら伝わるか。そこの部分が構図をきちんと考えなければならない理由なんだろう。その前提として、伝えたいテーマが何なのか、描く人がちゃんと認識していていないと話にならないのだろうから、場面設定のことを詳しく説明しているんだろうな。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。

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