『中世実在職業解説本 十三世紀のハローワーク』グレゴリウス山田

一迅社。

世界中の中世の職業を100以上集めて、ゲームキャラ風に解説した本。中世といっても、実際には紀元前から19世紀までととっても広い時代に存在している職業を扱っている。中には現代も細々と生きるものも入っているし。

いや、すごいね。ちゃんと調べてる感があるし、結構詳しい。

イラストが満載で、職業もニッチなものを集めてるし、見ているだけで楽しい。著者本人が述べているとおり、イラストは実際を反映したものではなくファンタジーなんだけど、書いてある内容は史実に照らしている。

異端審問官とか羊飼いとかパン屋とかは、私でもわかった。

でもゲームやってる人とか中世ものの漫画を好きな人じゃないとわかんないんじゃないかというのも多かった(私はどちらにも通じていない笑)。

ヴァリャーギ、キプカマヨク、持衰(じさい)、ドルイド、マムルーク、ランツクネヒト、公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)・・・

ヤバイ、全然わかんない・・・(^^ゞ

なのに楽しいんですよ。歴史の表舞台にあんまり出てこないけど、こんな仕事あったんだ!という感じ。

なんというか、当時の社会状況を反映していて、階級とか差別とかそういう負の側面もすごい出ている。ただ、著者はそういうところに批判を差し挟むとか興ざめなことは敢えてしていない。ファンタジー感覚な面もあるんだろうなと思う。

あ、私がこれを買った理由書いてなかったですね。

イラストを描くときのインスピレーションを得るために買いました。絵を描くのに大事なのって、意外と雑学をどれだけ頭の中に入れてあるか、あるいはその雑学への扉をどれだけ用意してあるかだと思うんですよね。

そういう意味でも、この本、すごくいいです。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。

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