『MBA 心理戦術101』グロービス

文藝春秋。なぜ「できる人」の言うことを聞いてしまうのか。著者:グロービス、執筆:嶋田毅。

グロービスって誰?って思ってたけど、たぶん会社の名前で、執筆の嶋田さんがその会社のえらい人ですね。MBAはきっと経営学修士のことだけど、なぜタイトルにMBAが入っているのかはついぞわからず。

本の内容は、心理学的な思考の偏りやゆがみ、つまり「バイアス」についてまとめたものです。都合のいいデータだけを過大評価してしまう「確証バイアス」とか、思い出が美化されてしまう「過去美化バイアス」など、101個のバイアスを集めて、それぞれについて2ページで説明している。

心理戦術とタイトルには謳っているけど、戦術について明確に述べているのは「はじめに」だけで、あとは辞書的な説明が並んでいるだけです。

101個のバイアスは似たようなものや関連するもの、対立するものなどもあるから、正確に101というわけじゃない。だけど、バイアスについて広く扱っていて、説明も平易なので、人間が陥りがちな勘違い的思考を知るにはいいと思う。

この手のバイアスについて書かれた本はたくさんあるので、心理学が好きな人は知っている内容が多いと思う。ただ、こうやって辞書みたいに項目をたくさん並べているのはあんまり見ないから、そういう辞書的な使い方をするにはいい本じゃないかな?よくまとまってます。

「バイアス」について書かれた辞書です。私の見る限り、MBAと戦術はあんまり関係がないです。そこだけ注意。

shizukiaki

札幌で絵やイラストを描いています。音楽や読書も好きなので、ブログではいろいろなジャンルの投稿をしています。